幼児期の早期英語教育 I 本当のメリット・デメリット

子供の将来のために、よりよい教育を与えたいと願わない親はいないでしょう。世界で活躍できるようにと「英語」を目指していらっしゃる方も多いと思います。しかし、何が将来のためによい教育なのかを考える時、ちょっと想像していただきたいことがあります。

移りゆく社会情勢や国際情勢の中、未来は誰にもわかりませんが、どんな状況にあっても「夢」や「希望」を持ち、未来を生き抜いていく子供に育ってほしい、、、そう思う時、親が子供の時にこうしていればよかったと思う教育や、すでに周りのお友達がしている教育でいいのでしょうか。

将来のための教育を考えるには、世界の子供達が今どのような教育を受けているのかにも目を向けてみる必要があるのではないでしょうか。米国では、コモンコアという論理的な問題解決を重視した全米統一のカリキュラムが導入されています。都市部の学校では、米国以外にルーツを持つ、いわゆるバイリンガルの子供が成績の上位を占めるようになっています。

今の日本の教育で、未来で活躍するために足りないものは何か、、、それは、英語でのコミュニケーション能力だけでななく、国際場面でも使える英語での問題解決能力ではないでしょうか?日本に住みながら、そのようなグローバル教育を与えてあげるにはどうしたらいいのでしょう?

早期英語教育のコツから、幼児向け英語学習プログラムの選び方、英語学習のための環境つくりまで、一つひとつ見ていきましょう。

脳が言語を取得する仕組み

音のデータベース化
言語の習得は、耳から入ってきた音をデータベース化することから始まります。データベース作りは生後6〜8ヶ月に始まり、3歳〜7歳ごろに発達が盛んになる臨界期を迎えます。その後、15歳ごろの思春期を境いに吸収力が衰えていきます。

言語習得には人とのインタラクションが必要
言語のデータベースを作るのに必要なのは、音を識別する聴力だけではありません。ワシントン大学の学習脳科学研究所で行われた「子供の成長過程における、脳と言語のメカニズムに関する検証」では、赤ちゃんが言語のデータベースを構築するには、生身の人間が必要なことがわかりました。テレビのようにある特定の映像(例えば、くまのぬいぐるみ)を見せながら、母親とは違う言語の音声を聞かせても、学習効果は全く見られませんでした。しかし、違う言語でも、生身の人間が話しかけるセッションを繰り返した場合、生まれた時からその言語に接してきた赤ちゃんと同じ成績が得られました

なぜ、言語のデータベースを構築するのに生身の人間が必要なのかというと、言語の習得は、脳の中の社会脳といわれる社会的認知能力に重要な部位がコントロールしているからだそうです。言語の習得は、音の識別だけではなく、人とのインタラクションを通した社会的、感情的、認知的発達が伴って、はじめて使える言語となっていきます。

早期英語教育のメリット・デメリット

メリット:幼児期から英語を始めて、英語とともに育つ
英語学習は、脳が言語を習得するしくみから考えて、なるべく早くから始めた方がいいと言われています。しかし、それ以外にも、英語を幼児期から始めるメリットがあります。 言語は、社会的な経験をともなって発達していきます。行動範囲や興味がぐっと広がる幼児期から始めることで、成長の中に、さまざまな英語での社会体験を積み上げていくことが出来ます。

デメリットを成功への鍵に変えるコツ
日本語が遅れる?論理的思考ができない?
早期教育のデメリットとして専門家がよくあげるのに、日本語が母国語として定着していないうちに、第二言語を取り入れると、母国語の習得が遅れ論理的思考が未発達になるというものがあります。

違う言語である日本語と英語をごちゃまぜにして同時に習得するのでは、当然無理でしょう。

小さな子供にレゴブロックと積み木を与えるのを想像してみてください。レゴブロックと積み木をそれぞれ一つずつだけ与えたら、レゴブロックは繋げて形を作る、積み木は積み立てて形を作るということに気づけません。

ですが、午前中はレゴブロック、午後は積み木というように別々に遊ばせてあげたら、それぞれの仕組みがわかって、楽しく遊ぶことができます。そして、大きくなった時、建物の土台は積み木で積み立て、細かい形はレゴブロックでというように、それぞれの特徴を生かして使い分けることができるようになることでしょう。

このように、英語と日本語は別々の学習法で取り組んでください。

理想は、日本語でのお勉強が始まってしまう就学前からのスタートです。特に、読み書きについては、現地語でない方(日本人にとっては、日本語が現地語です)を先に始めるのが効果的と言われています。日本における学校教育というと、授業で先生の指示に従い、教科書、ノート、ワークブックを使うのがお勉強となってしまいます。そのようなお勉強方法の思い込みが定着してしまう前に、英語の学習法を確立させておくのがコツと言えるでしょう。

デメリット1を成功への鍵に
別々の学習法を確立することで、それぞれの言語の特徴を生かした、より多様な表現や思考回路を身につけることができるようになる。

デメリット2:セミリンガル / ダブルリミテッド:日本語も英語も両方出来なくなる?
早期教育のデメリットとしてあげられるのに、結局日本語も英語もできなきセミリンガルまたはダブルリミテッドというのがあります。

英語でコミュニケートする特定の人物をつくる
母語という言い方があるように、言語は安心できる特定の人であるお母さんの声から学ぶという側面があります。では、日本人のお母さんが赤ちゃんに英語で話しかければいいのでしょうか?いいえ、それはやめてください。それでは、デメリット1であるように、日本語と英語がごちゃまぜになり、お子さんの脳の中で言語のデータベースを作り上げることができません。では、どのように英語を導入したらいいのでしょう。

母親以外に、英語でコミュニケートをする特定の人間をつくりましょう。ネイティブの英語の先生など、その人とはいつも英語だけ。そんな人をお子さんの成長の過程で取り入れみてははいかがでしょうか。

お母さんは日本語で
バイリンガルのお子さんでは、お母さんが英語を混ぜて話すなどボキャブラリーが豊富でおしゃべり上手なほど、子供の言葉は遅れる傾向があります。英語を学びながらも、きちんとした日本語が身につくよう、お母さんは日本語でお話しましょう。日本で生まれ育つ子供は、日本語という大変難しい言語を当たり前のように習得できる環境にあります。英語は、英語を母語とした先生に任せ、お母さんは正しい日本語を使うことで、お子さんは、英語・日本語の2つの言語を正しく身につけることができます。また、日本は世界の先進国と比べても、四季をもとにした文化や歴史の豊かな国と言えるでしょう。自国の言葉や文化を知っていることも、国際人としての教養の一つと言えるでしょう。

デメリット2を成功への鍵に
英語でコミュニケートする特定の人がいることで、日本語も英語も正しく身につき、国際人としての教養も育むことが出来る。

米国の英語教育事情

米国では、4人に一人の子供は、英語が母語でない親に育てられています。それなのに、英語が話せない子供はいません。多言語が存在する米国で、親の母語が英語でない子供たちは、どのようにして英語を身につけているのでしょうか?

ストーリータイム:
プリスクールや図書館などで提供されているストーリータイムに参加します。ストーリータイムでは、絵本の読み聞かせだけでなく、お話のテーマに沿った手遊び、歌や工作などが含まれているところもあり、子供がいろいろな形で英語に触れることができるようになっています。

米国にもある早期教育プログラム:ヘッドスタート
米国では、苦しい経済状況のために将来学習支援が必要になると思われる未就園児向けに、ヘッドスタートという早期教育プログラムが提供されています。実態は、移民の子供たち、つまり英語が母語でない親に育てられている子供が70%を占めており、親から英語が学べない子供たちを英語環境で育てるためのプログラムといえるでしょう。

重要視される英語の基礎能力「フォニックス」 家庭での第一言語が英語でない子供が多い米国では、英語に不備があるために高学年になってから他の学力にも遅れが出てしまうケースがあります。それを未然に防ぐため、学力テストでは遅れが見られない子供の「隠れ英語遅れ」を見つけるために、小学校低学年でフォニックスが定期的にテストされます。そのテストでは、例えばbivやvogなど、実際には存在しない単語を見せて、子供が発音できるかどうかをみます。フォニックスが、その後の英語力の要であるということでしょう。

レベル別のリーディングプログラム
いわゆるアメリカ人の子供たちでも、幼児期から低学年の時期の読解力には大きな個人差があります。そこで、同じ学年のクラスの中でも、リーディングレベルごとにグループ分けされ、絵本も、読める単語数やお話の難易度などによりレベル分けされたものが与えられます。

未来のために今からできる事。

幼児期から楽しくスタート
言語の習得に適しているといわれる3歳〜7歳の時期から始めるのがベストといっても、幼児期に読み書きのお勉強を強いるのは効果的ではありません。遊びながら学べるプリスクール(就学前の幼児)向けのプログラムが用意されていることが大事です。

米国の子供と同じカリキュラムで学ぶ
幼児向けのプログラムで楽しいスタートを切ることが出来ても、長期にわたってきちんとしたプログラムが用意されていないと、途中で挫折を招きかねません。

多言語を話す人々によって発展してきた米国では、長い研究の末に導入されたコモンコア(Common Core)という全米で統一されたカリキュラムがあります。米国がコモンコアを編集した理由の一つに、グローバルな舞台で活躍できるよう、論理的思考力を育てるというのがあります。米国の子供たちと同じコモンコア・カリキュラムで学べば、日本にいながらにして、英語を通してグローバルな思考力を養うことができるでしょう。

英語を母国語とするインストラクター
子供が言語を習得するには、まず耳から入る音のデータベースをつくります。英語と日本語では使われている音が違うため、それぞれ違うデータベースを構築しなくてはなりません。そのデータベースを持ち合わせていない大人は、微妙な音の違いに気づきません。ですので、英語の知識だけでなく、英語が母語のインストラクターから習うのが大切と言えるでしょう。

英語学習:成功への鍵ー継続できる学習法

「三日坊主」「継続は力なり」。。。辛抱強く続けることの大切さを謳ったことわざには限りがありませんが、語学学習ほど、これが当てはまるものはないかもしれません。

空いた時間で受けられるオンラインレッスン:
いざ、英語のお教室に通い始めても、途中で挫折してしまう方も少なくありません。そんな方からは、「兄弟の習い事の都合もあり、教室への送り迎えが大変だった」という声がよくあります。そんな方は、ぜひ自宅から受講できるオンラインのレッスンをお考え下さい。

個人レッスン:

それぞれの子供のペースで
子供の言語の上達は、一定のスピードで進みわけではなく、波があります。赤ちゃんの時を思い出してください。昨日までは言わなかった言葉を急にある日しゃべりだしたといった経験がありませんか?英語も同じです。個人レッスンなら、そんな小さな変化や成長のチャンスを見逃さず、それぞれの お子さんのペースで 進めてもらえます。

競争にならない個人レッスン
お教室ですと、つい他の子と比べてしまって、お子さんよりも先に、お母さんの気持ちがツラくなってしまったり、ママ友との付き合いが悩みになってしまう。。。オンラインの個人レッスンなら、そんな心配をせずに、自分のお子さんを見守ってあげられます。

子供が飽きない教材とインタラクティブなレッスン:
紙やビデオの教材では、子供に取り組もうという強い意志がないと、途中で飽きてしまいますよね。ゲームのような視覚による刺激の他、個人レッスンならインストラクターとの会話を楽しみながら、興味を持続させていくことができます。

成長に合わせて続けられるカリキュラム
小さな子供に大きな子供向けのおもちゃを与えても楽しく遊べないように、英語も、年齢に適した内容となっているのが大切です。小さな子には「これ何だろうね?」と問いかけをすることで、子供の考える力、想像する力を呼び起こしますが、大きくなってくると「考えよう」、大人では「考察しなさい」というように、使われるボキャブラリーが違います。年齢に適した教材を与えてあげることが続けていくために大切です。

グローバルステップアカデミーは、3歳〜12歳のお子様向けのオンライン英語スクールです。英語が初めてのお子様から帰国子女まで、英語を母国語としたインストラクターによる個人レッスンで、ネイティブレベルを目指せるカリキュラムが用意されています。インターを運営しているGSAならではのELAカリキュラムで、プリスクールコースでフォニックスと英語4技能の基礎をバランスよく学習し、小学生レベルのリーディングは、米国コモンコアの教材を取り入れ、読解力や思考力を高めるとともに、理科、世界史、地理なども英語で学びます。英語によるSTEM(科学、テクノロジー、工学・プログラミング、算数)の多様なコースや、アメリカ人キッズとの夏期キャンプや国際イベントなどの英語環境を実体験できる様々な機会が提供されています。

グローバルステップアカデミーなら、日本の義務教育を受けながら、英語で学び、英語で考えるグローバル教育を受けることができます。

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英語学習:成功への鍵ーご家庭で出来ること

英語学習の成功への鍵は、まず始めること、そして継続することというお話をしました。では、英語学習の継続のために、親は何をすればいいのでしょうか?

お子さんが英語学習を継続していけるようにするためには、「英語を楽しく学習できる環境」が必要です。シンプルすぎて、教育熱心な方ほど難かしく感じられるかもしれません。では、具体的に、何をすればいいのでしょう。

1)お子さんの英語学習のための場所を用意してあげてください。
お子さんが安心して、楽しくレッスンに向き合える特定の学習場所を用意してあげてください。オンラインのレッスンを受けられるのであれば、お子さんが使いやすいサイズの机と椅子に、コンピューターやタブレットを用意してあげてください。お子さんが安心して、楽しく英語に向き合える、ここは自分の基地と思えるような特定の「お子さんの英語学習のための場所」をご家庭の中に用意してあげてください。

2)英語を学習するための時間を確保してください。
レッスンに取り組むための時間を確保してあげてください。子育てをしていると、毎日こまぎれの時間しかないかもしれません。ですが、急に英語の教材が目の前に出てくるのでは、小さなお子さんは心の準備をすることができません。どこでもコンピューターさえあれば出来るのがオンライン学習のいいところではありますので、上のお子さんの習い事の待ち時間でも結構です。お子さんがレッスンの時間を楽しみに、ちょっと待ち遠しいくらいに感じられるよう、余裕のある時間を確保してあげてください。

3)ご家庭を英語環境に
英語にふれるのがレッスンの画面の中だけでは、コンピューターをオフにした途端に英語は消えてしまいます。ぜひ、お家の中にも、英語環境を作りましょう。特に、英語学習のための場所は、カラフルにして、お子さんにとって楽しい場所にしてあげてください。 壁にアルファベットのポスターを貼ったり、英語の絵本を置いたり、絵本に出てくるキャラクターのおもちゃを置いたり、英語の歌詞の曲を流したり。 英語のアニメ映画を観るのもいいでしょう。例えば、毎月第二土曜日はムービーナイト!というように、決まった日に定期的に観れるといいでしょう。 ご家族が英語でお話する必要はありません。その他の視覚、聴覚から英語にふれることのできる英語の家庭環境を作ってあげてください。

4)一緒に英語とのふれあいを楽しんで
お子さんが出会う英語を、実際に体験できる状況を作ってあげてください。例えば、レッスンのトピックが色の名前だったとしたら、レッスンで学んだ色のクレヨンをご用意してあげてください。画面で見るだけでなく、学んだ名前の色のクレヨンを手に持つ、使ってみる。レッスンで耳で聞いた英語の発音、先生と一緒に練習した口の動き、それと目で見る色、手で持った感触、描いた絵、それらが統合することによって、お子さんの中で、実体験となっていきます。

また、食べ物の名前で、ピザが出てきたとしたら、ぜひご家庭でもピザを召し上がってください。そのように、レッスンで疑似体験したことを、生活の中にに取り入れていただくことで、実体験となります。そんな実体験の積み重ねをしていくことで、成長とともに英語が身についていくことでしょう。

5)親は先生にならないで。
子供のためを思えば思うほど、親は、お子さんに英語を教えてあげたくなります。それが、時に英語の強要、親のいらつきとなって、子供のつまづきのきっかけとなってしまうことが。。。
街を歩いていれば、「あれ、英語で何て言うの?」「この前のレッスンで習ったよね?」。外国人がいれば、「英語で話してごらん。」「あなた英語しゃべれるでしょ!?」 英語を教えるのは、英語を母国語とした先生の役目です。親は、お子さんの先生との関わりや、レッスンへの取り組みを褒めて、見守り続けてあげる、そんな存在であってください。

最後に~まとめ~

幼児期に英語学習を始めるにあたっては、いろいろなメリット、デメリットが言われています。グローバル社会における英語は、日本を含めた世界的な動きであり、個人の思いで変えられるわけではありませんが、メリットは親の思いで実現させてあげられます。デメリットも、一つひとつ成功への鍵に変えていくコツがあります。そして、日本の学校に通いながら、世界へと羽ばたく準備ができるグローバル教育のオンラインスクールもあります。

小さなお子さんが、自分から、将来のために英語を学びたいと言うことはないでしょう。お子さんの未来のための英語学習、その第一歩を踏み出させてあげられるのは親だけです。

お子さんの「夢」と「希望」にあふれる輝かしい未来のために親がしてあげられることー英語学習のための環境つくりー、ぜひ今日から取り組んでみませんか。